リアル「会社は学校じゃねぇんだよ」を20代で経験できてよかった
「会社は仕事を教えるもの」。そういう先入観を無意識に持ってたのだろう。
映像制作の会社で、未経験の私なのにほぼ何も教えてくれない中国人ボス(彼氏)に不満が募っていた。
「こっちは業界のこと何も知らないんだから、ミスっても注意しないで優しく教えてくれたらいいじゃんか。」といつも一人でブーブー言っていた。
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「仕事任せたいなら、教えてくれたらいいじゃん。」ある日、飯能駅のホームでそう言った。
「上司は、一般的な業務は教えるけど全部は教えないよ。だって”自分より使えるやつだ”って、抜かれたくないじゃん。」
・・・・・・・・へ?
「んじゃ、中国語で新卒で働いてた時、先輩教えてくれなかったの?」
「教えてくれなかったよ」
「どうやって仕事覚えてったの?」
「盗み見てた」
どうやって電車に乗ったか覚えてない。
仕事の概念が、違いすぎる。
その後、もっと面白い話を聞いた。
「先輩に”何か手伝うことありますか?”とか聞かないの?」
「聞いてもいいけど、しない方がいいよ。”こいつは野心家だ(俺のポジションを脅かす)”と思われるから。一番いいのは、黙っていろんな仕事ができるようになることだね」
・・・( ^ω^ )計算がすぎる。
自分と違う考えを聞くと、そっち側の人の考えをもっと知りたくなる。
「会社 仕事教えてくれない」とかなんとかでググっていくうちに、グサリとくる英語の記事とQuoraの回答を見つけた。
ソフトスキルというのが、いわゆる「学びたいという欲求」「情報を得ようとする姿勢」「いい仕事をしようとする姿勢」「クリティカルシンキング」などだという。
仕事は、必ずしも会社や上司が教えてくれるものじゃないんだ。
盗み見て、誰も知らない間に自分のモノにするんだ。
リアル「会社は学校じゃねぇんだよ」を20代で経験できてよかった。